流浪の戦国貴族 近衛前久

流浪の戦国貴族 近衛前久

読了目安
2時間で読める本
ジャンル
,
ページ数
264
著者
谷口 研語
発売日
1994/10/1
出版社
中央公論新社

読了目安は読了時間を保証するものではありません。予めご了承ください。

干戈轟く群雄割拠の時代、朝廷最高の官職の家柄に生まれた近衛前久は、抗争渦巻く武家社会に身を投じて、上杉謙信とは盟約を結んで関東に下り、織田信長とはその意を受けて石山本願寺との講和に貢献し、豊臣秀吉とはその関白就任にあたって自分の猶子とし、家康とは叙任、徳川改称について朝廷に斡旋するなど、公家でありながら、武家に伍して天下統一の大事業に挑んだ人物であった。公家社会最高権門の行動に時代の大転換をみる。
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